目次
第1章 謝罪外交は国際法違反―無知・無学の日本の政治家・マスコミ人を告発する
第2章 誰がデモクラシーの敵か―中国・韓国の内政干渉を看過する“この国”の異常性
第3章 日本官僚制 腐蝕の構造―大失敗の責任を取らない集団を許しては、国が滅ぶ
第4章 大蔵省・外務省が日本を破滅に導く―財政危機下に海外援助を増やす国賊的行為
第5章 日本経済、再浮上の原理―根本を見忘れた対応策では、もはや救われない
第6章 ただちに、大蔵省を解体せよ―金融業界を自由市場にすることこそ焦眉の急
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちさと
20
零細企業の倒産が増えているのは数少ない日本の明るい材料。日本のデフレが30年続いたのは供給過多が原因。ゾンビ企業を延命させたことで、物価も賃金も上がらなかった。小室さんの指摘通りになった。今やっと淘汰が始まった感じが少しだけする。供給が減ることで賃金物価は上がりやすくなり、残存者メリットで企業収益も増える。 おおよそ30年前に「大蔵省の官僚機構そのものが腐蝕し果てた、徹底的に消滅させよ」「資本主義の精神が重要である、全ては市場原理にまかせよ」と繰り返し仰っていた小室さんは、今の日本を見て、何を思うだろう。2025/03/13
たかひろ
2
大東亜戦争中も、戦後も、官僚がいかに腐敗していたかしているか、これでもかという実例を挙げて説明される。責任を取らなくていい組織の一員はどこまでも無責任になるとんでもないことをやらかすものらしい。戦中の高級軍人、戦後の大蔵官僚には怒りが沸いてくる。2024/08/13
Kaedina
1
日本軍による真珠湾攻撃の背景で外務省担当者たちは何をしていたのか。怒りに読む手が震えた。2017/01/26
MIRACLE
1
官僚の堕落を近代国家の政治・経済・外交の原則をとおして、現代日本の官僚制が国益を棄損していることを論じた本。題名は情緒的だが、民主主義と資本主義のエッセンスを一冊で学ぶことができるので、お得な内容になっている。2016/09/09
がんぞ
1
1996年。先の『韓国の悲劇』より日韓関係に悲観的。“自衛隊合法化”した 村山富市首相が戦争責任を謝罪したということは《立証する責任は日本にある》だから謝罪する国はあり得なかったのだ!国際的には、謝罪とは“賠償”を意味する。再発防止の教育体制さえ要求されるかも知れない、原則“国家と国家は対等”で政治宗教へ言及は内政干渉だが。そこまで譲歩しても見返りの“対日感情の改善”の約束は果たさない。例えば“親日資産は没収”と遡及法で判決する。靖国神社に嫌悪を覚え《何をしても良い》と感じるのは差別意識だが自覚していない2013/08/18
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