仇討

仇討

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  • サイズ B6判/ページ数 263p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784877092702
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

時代小説の原点、ここにあり。菊池寛が“大歴史小説家”と絶賛した直木三十五珠玉の時代小説集。忠臣蔵を題材にした『討入』を初め、十篇の中短篇を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のぎへん

9
芥川賞直木賞と並び称される文学賞があるが、芥川龍之介にくらべ直木三十五の小説の認知度の低さと言ったらない。おかしなことだと思い読んでみた。仇討をテーマにした傑作選。『稲葉山桜吹雪』は、そのまま講談の台本として使えるような語呂のよい語り口調の短編。歴史上の人物が生き生きと会話する中、語り手である「私」がちょくちょく顔を見せて見解を述べる。登場人物が会話の中で暑化粧を丸ビル(OL)風、オペラ女優風と表現するのには思わず笑ってしまった。茶目っ気のある、読ませる作家だなと感想を持った。2016/02/21

春ドーナツ

8
国内の文学賞、作家名を冠したものが数多く設けられているのはご承知の通り。件(くだん)の作家たちの小説は軒並み読んだと思う。ただ何事にも例外はある。ずばり「直木賞」だ。尾崎秀樹氏の解説を読むと、三十五は歴史小説を得意とし多作であったようだ。年の瀬だし、永年の宿題であった「直木三十五はどのような小説を書いたのか」に決着をつける。本書は全て仇討物である。三十五が好んだテーマであったという。映像的な描写である。講談のような語り口でもある。「ふむ」と目礼して書を閉じる。2017/12/15

ochatomo

0
著者を菊池寛が記念して直木賞を創設 知らない言葉もたくさん出てくるが、小気味よく語られる文章は目の前に映像が現れるよう 1998刊2011/01/22

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