世界ハンセン病紀行―出会いと復権の七つの旅

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 174p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784876999859
  • NDC分類 498.6
  • Cコード C0036

内容説明

みんな「辺境」にいた。海外の回復者との語らいの中で知る旅の喜びと日本の「過酷」な現実。吉戒修一、小倉昌男、大谷藤郎、各氏との対話の記録収録。

目次

1 終わりなき旅(今も世界でいちばん遠い場所;母が守ろうとしたもの;わたしたちが奪われたもの―中国;バクラウさんとの出会い―中国;カラウパパ・八千人の墓標を前に―ハワイ;アレガさんの誇りと悲しみ―スペイン)
2 回復者だから出来ること(吉戒修一―人として、人間として生きる;小倉昌男―ハンセン病問題の語り部;大谷藤郎―本当の人間回復とは何か)

著者等紹介

平沢保治[ヒラサワヤスジ]
1927年茨城県生まれ。14歳のときハンセン病国立療養所・多磨全生園入所。戦後、ハンセン病回復者・患者及び障害者運動にかかわり、近年は地域の小学校、看護学校などの人権教育にも携わる。現在、高松宮記念ハンセン病資料館運営委員、東村山市身体障害者患者連絡協議会副会長。1993年度東村山市福祉功労賞、1999年ウェレスレー・ベイリー賞、平成17年度吉川英治文化賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

りんふぁ

1
日本だけの病気じゃないとは知ってはいたけど、隔離は世界共通だったのだなと。しかし、日本ほどひどい強制隔離政策は見受けられない。どんなに貧しくとも、家庭を持ち、自立し、社会の中で生きている。金銭、衣食住の心配はないけど、社会から隔離され、家族とも断絶されてるのと、どちらが幸福なのだろう?「人生に絶望はない」という著者の言葉が印象的だった。2013/12/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1928558
  • ご注意事項

最近チェックした商品