目次
１ 松陰とその時代背景（松下村塾の三年間；師佐久間象山；政治の腐敗と青年の反抗 ほか）
２ 明治維新の現代的意味（グローバリゼーション；資本主義とテクノロジー；現代の「開国」；清涼飲料水と文化；独立の精神；なぜ個人主義が弱いのか）
３ 質問に答えて（松陰の文学史上の評価と思想史上の評価について；正義の戦争はありうるか；東北アジアとの信頼関係を築くために）
付 吉田松陰と一八三〇年の世代
著者等紹介
加藤周一［カトウシュウイチ］
１９１９年９月１９日、東京に生まれる。東京帝国大学医学部で血液学を専攻。医学博士。幼少から読書に親しみ、フランス文学や日本の古典文学に深い関心を寄せる。学生時代に中村真一郎、福永武彦らと「マチネ・ポエティク」を結成、押韻の定型詩を創る。戦後、留学生として渡仏し、医学研究のかたわら西欧各国の文化を摂取したことが、日本文化の特徴を考えるきっかけとなる。和漢洋の幅広い教養と繊細な感性をもって、評論・創作活動に従事。日本の文学・思想・美術の歴史を世界的視野から見つめる態度は、労作『日本文学史序説』（大佛次郎賞）を生んだ。カナダ、ドイツ、スイス、アメリカ、イギリス、イタリアなどの大学や、上智大学、立命館大学で教鞭をとる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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アール丸山
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大河ドラマは、いつも２月に入ると見なくなるのですが、この本の影響で「花燃ゆ」を毎回見ています。次、引用します。「もしかして松陰が福沢の「一身独立して一国独立す」を読んだとしたら・・・、そうだそうだと福沢諭吉に賛成したかもしれない。それこそは松陰の現実主義であり、すごいところです。・・・。吉田松陰という人からいま学ぶところがあるかどうかという騒ぎではなくて、われわれの先祖のなかの最も偉大な教師の一人です。しかも彼は２０代です。３０歳にならないうちに殺された。誰に殺されたか。もちろん保守的な権力によってです」
tanukiarslonga
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松下村塾は1855年から1858年の3年しか運営してなかったのに明治政府の中心人物を何人も輩出した。そのとき吉田松陰は20代。神がかった人だったみたいだ。2011/11/13
norio sasada
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https://blog.goo.ne.jp/sasada/e/e30211976670b9978ece3475fbfa8963 https://note.com/norio0923/n/n9a7617f5fa8b2006/11/11
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