人質論

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  • サイズ B6判/ページ数 170p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784876998357
  • NDC分類 319.102
  • Cコード C0095

内容説明

一体、なにが論じられてきたのか、考えるに足る問題はどのように引き出されてきたのか、どのような問題も皮膚感覚で押し流され、内臓感覚で受けとめられてはこなかったのではないか。戦争責任も、60年代末の大学闘争に対する責任も頬被りにしてきた戦後日本人にとって、真に問われるべき「自己責任」はどのように鷲掴まれてきたというのか。国家責任と切断された「自己責任」論の大合唱を前に問う戦後日本が置き去ってきた根本問題。

目次

『週刊文春』差し止め問題とイラク情勢、邦人人質事件
「いったい、どんな悪事をしたのか」―立ち場所の隔絶
人質事件の中に突出した「家族の場所」
邦人人質事件に日本の「戦後」は垣間見られるか
海外から見た邦人人質事件
「自己責任」論からまだ解放されていない我々日本人
「人道支援」の美名で切り捨てられていく拉致問題と人質事件

著者等紹介

村尾建吉[ムラオケンキチ]
1945年9月神戸市生まれ。神戸商科大学卒
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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