内容説明
本書は、二〇〇一年四月二八日に中野謹矢先生がおこなった、大阪大学学生の教育実習に行く前の「事前指導」での講演をもとにしている。今の日本の公立中学校の現実から出発して、思春期のまっただ中で悩む中学生たち、苦悶しながらも無垢の努力を続ける教師たちの、様々な局面を見ることによって、私たちは等身大の公立中学校の一つひとつの姿を、まずは確認することが必要な時期にきている。
目次
教師になる!
授業にかける熱意
考える力、行動する力、組み立てる力
ゴンタクレもまるがかえ
苦労の先には夢がある
著者等紹介
中野謹矢[ナカノキンヤ]
1948年京都市生まれ。立命館大学卒業後、1971年から中学校教員として、大阪府守口市内の中学校でおもに社会科の教鞭をとる。1998年より、大阪府守口市立第2中学校に教頭として勤務、2001年より校長
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