内容説明
介護保険による制度からの支えであれ、住民であるボランティアによる支えであれ、それらは家族以外のいわば他人による支えです。本書は、なぜ介護を社会的に支える必要があるのか、そして介護保険という制度からの支えとボランティアの支えとのかかわり、住民による自主的な民間活動とその役割分担はいかにあるべきか、などについて述べたものです。言いかえれば、いかにボランタリズムを活かしていくか、という課題であるとも言えます。
目次
1 なぜ、介護保険・ボランティアか
2 ライフスタイルの変容と社会関係の変化
3 私たちの暮らしと社会参加
4 社会関係からの疎外を乗り越えるには
5 福祉の担い手―自助・公助・共助・償助
6 介護保険とボランティア