韓国の「鬼」―ドッケビの視覚表象

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韓国の「鬼」―ドッケビの視覚表象

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  • サイズ A5判/ページ数 276p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784876989461
  • NDC分類 388.21
  • Cコード C1039

出版社内容情報

目に見えないドッケビが、植民地支配下で日本的な鬼のイメージを獲得したことから始まり、国を代表するキャラクターになるまでの韓国人自らのドッケビ探しの旅を描く。

内容説明

韓国でこよなく愛されてきた妖怪ドッケビのイメージが韓国社会を映し出す。それは目に見えないドッケビが、植民地支配下で日本的な鬼のイメージを獲得したことから始まった。国を代表するキャラクターになるまでの韓国人自らのドッケビ探しの旅を描く。

目次

第1章 ドッケビとは何か―前近代、描かれる以前のドッケビ(朝鮮社会とドッケビ;説話のなかのドッケビ;祭られるドッケビ)
第2章 ドッケビ表象の出現―植民地時代、描かれ始めるトッケビ(国定教科書『朝鮮語読本』の「瘤取」説話;『朝鮮童話集』と「瘤取」;「瘤取」の起源;戦時中のオニ表象の伝播)
第3章 文化鎖国と停滞する視覚文化―解放後~1980年代、オニのキャラクターの定着(反共とドッケビ;国家の対日二重文化政策と裏のドッケビ;抵抗する民衆としてのドッケビ)
第4章 悪の象徴から民族の象徴に―1990年代、ドッケビの視覚イメージ論争(日本文化開放と大衆文化;ドッケビ論争;文化原型としてのドッケビ)
第5章 大衆文化と文化政策―2000年以降、多様化するドッケビ(商品化される民俗;パフォーマンスのなかのドッケビ;プルグン・アンマを巡る議論)

著者等紹介

朴美〓[パクミギョン]
京都大学文学部非常勤講師。1976年韓国生まれ。2015年京都大学大学院文学研究科博士課程修了。主な研究分野は日韓の怪談や妖怪の視覚イメージの比較研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kenitirokikuti

4
副題は「ドッケビの視覚表象」。朝鮮語のドッケビ、漢字では「鬼」が当てられている。民俗的なドッケビには特に定まった容姿などはない。20世紀になって国語の教科書に「こぶのある翁」(瘤取り爺みたいな話)が採録され、ドッケビの絵が標準化した。半裸に腰ミノ、そして鬼の仮面のような顔である▲冷戦時代は赤いドッケビは共産主義の象徴であり、ネガティブなイメージだったが、サッカーのナショナルチーム応援団のシンボルになり、180度変わった▲ドッケビも最近はご当地ゆるキャラになっている。最新は『妖怪ウォッチ』の赤鬼である。2017/08/26

ekura

1
副題「ドッケビの視覚表象」。日本における妖怪のエンタメ化、妖怪町おこしと重なる問題点もあり面白い。2020/11/12

ささづけ

0
2015.11刊。副題は「ドッケビの視覚表象」。ドラマ「トッケビ」を見て、トッケビの概念を知りたくて手に取ったんだけど、想像以上に複雑かつここまでナショナリズムの問題をはらんでいたとは。時代区分ごとに明快に書かれていて、まったく初心者の自分でも分かりやすく読みやすくとても興味深く一気に読みました。ちなみにドラマは2016.12~2017.1とのこと。2019/09/19

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