集団―人類社会の進化

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  • サイズ A5判/ページ数 339p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784876989379
  • NDC分類 469
  • Cコード C3039

内容説明

ペア/家族から民族/国家まで。ヒトはなぜ「集まる」のか?集団形成における「暴力」と「誘惑」の役割、「見えない仲間」を描き出す表象能力、構造化されたsocietyにおける非構造のsocialへの注目など、集団形成のメカニズムを進化の中で解き明かす。霊長類学と生態・社会文化人類学の第一人者による、本格的な共同研究。

目次

集団 人類社会の進化史的基盤を求めて
第1部 社会性の進化(非構造の社会学―集団の極相へ;単独者の集まり―孤独と「見えない」集団の間で;人間の共同性はどこから来るのか?―集団現象における循環的決定と表象による他者分類;霊長類における集団の機能と進化史―地理的分散の性差に着目して)
第2部 社会集団のなりたち(集団のオントロギー 「分かち合い」と生業のメカニズム;暴力と集団の自己産出―海賊と報復の民族誌から;徒党を組む―牧畜民のレイディングと「共同の実践」)
第3部 「われわれ」意識の生成と展開(「今ここの集団」から「はるかな集団」まで―狩猟採集民のバンド;感知される「まとまり」―可視的な「集団」と不可視の「範疇」の間;「われらベンバ」の小さな村―居住集団の日常と王国をつなぐしかけ)
第4部 新たな集団論へ(集団的興奮と原始的戦争―平等原則とは何ものか?;エイジェントは誘惑する―社会・集団をめぐる闘争モデル批判の試み;人間集団のゼロ水準―集団が消失する水準から探る、関係の意味、場と構造)
「集団」から「制度」へ―まとめと展望

著者等紹介

河合香吏[カワイカオリ]
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所准教授。1961年生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程修了、理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ステビア

3
人類学・霊長類学のプロパー向け。参考文献もとに勉強していきたい。2014/02/09

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