学術選書<br> イスラーム 文明と国家の形成―諸文明の起源〈4〉

個数:

学術選書
イスラーム 文明と国家の形成―諸文明の起源〈4〉

  • 在庫が僅少です。通常、3~7日後に出荷されます
    ※事情により出荷が遅れたり、在庫切れとなる場合もございます。
    ※他のご注文品がすべて揃ってからの発送が原則となります(ご予約品を除く)。
    ※複数冊ご注文の場合にはお取り寄せとなり1~3週間程度かかります。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    ■通常、3~7日後に出荷されます

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 531p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784876988549
  • NDC分類 226
  • Cコード C1320

内容説明

イスラーム文明は、現代文明の重要な一翼を形成している。本書は、イスラーム「文明」の奥行きと幅広さを、7~10世紀の初期イスラーム文明圏の形成過程に焦点を当て、その根幹をなす特質をクローズアップしつつ総合的に論じたものである。日本を代表するイスラーム研究者の一人である著者の視野は広く、アラビア語原典史資料の探究と国際的な研究の最先端を統合して、ここには日本人による新しいイスラーム学が明確に示されている。

目次

第1章 イスラーム圏の地理的・空間的拡大
第2章 文明的な展開
第3章 文明の形―イスラーム的特質
第4章 共同体と国家の形成
第5章 カリフ制国家の形成と変容
第6章 イスラーム化の進展
第7章 アラビア語の成長と諸科学の形成
第8章 イスラーム法の発展
第9章 イスラームの体系化
終章 その後のイスラーム文明と国家

著者等紹介

小杉泰[コスギヤスシ]
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授。専門は、イスラーム学、中東地域研究、比較政治学、国際関係学、比較文明学。1953年生まれ。北海道夕張市出身。1983年エジプト国立アズハル大学イスラーム学部卒業。1984年国際大学大学院国際関係学研究科助手、1985年国際大学中東研究所主任研究員・主幹、1990年英国ケンブリッジ大学中東研究センター客員研究員、1997年国際大学大学院国際関係学研究科教授などを経て、1998年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

獺祭魚の食客@鯨鯢

47
 キリスト教の影響を受けた我が国では、イスラームは異質で神秘的なイメージがあります。童謡「月の砂漠」の影響が大きい。(千葉県の御宿海岸がモチーフ)  創始者ムハンマドは砂漠の地アラビアに一神教をもたらしました。現代日本人は西洋個人主義の思考様式が頭にこびりつき、一夫多妻制や利子の否定などに違和感を覚えることがあります。  ムハンマドはアラビア文化をイスラーム文明に昇華させました。宗教的始祖というだけでなく古典(ギリシア)の継承や科学技術も興隆させました。色眼鏡を外しもっと客観的理解すべきだと思います。  2021/01/16

MUNEKAZ

1
イスラーム教の誕生からアッバース朝期までのイスラーム文明について、農耕・都市・遊牧の視点から捉えた一冊。印象に残ったのは、「政教一元制」と筆者がするイスラーム教と国家が不可分の関係になっている点である。例えば西欧ではキリスト教を後付けで導入したことにより、世俗と聖俗が別れ、緊張関係が生まれているのに対し、イスラームではムハンマド時代のイスラーム共同体がそのまま大帝国につながっている。西欧的な国家と宗教の関係でイスラーム世界を考えてはいけないことを再認識した。2016/05/06

st

1
イスラムの背景と概要。宗教的な解釈を排した書きように好感を持った。2012/11/05

にとり

0
イスラーム文明の重要な鍵として「遊牧民」を挙げたことが新鮮だった。遊牧民=文明の破壊者という中華文明や西洋文明の視点にとらわれていたことに反省。2016/04/05

ドウ

0
分かりやすく7世紀から12世紀頃までのイスラーム世界(小杉先生の本なのであえてこの言葉を使う)の歴史を詳しく論じた良書。私のような浅学な学生だけでなく、世界史好きな高校生や社会人までオススメできる。値段も厚さと質の割に良心的。2014/12/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4345819
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。