内容説明
「エアロゾルってなに?」たいていの人がそう思ってしまうこの言葉。実は明日の天気の良し悪しや、酸性雨・地球温暖化、呼吸器疾患やアレルギーといった、私たちの日常生活に密接に関わっている。小さいゆえ、多様なゆえにこれまでなかなか実態のつかめなかった大気中を浮遊する微粒子の世界とはどのようなものだろうか。エアロゾルの正体、地球環境や人体への影響、そして意外なところで役に立っている姿を最前線の研究者たちが紹介する。
目次
第1章 エアロゾルってそもそも何だろう?
第2章 エアロゾルはどのように生まれ消えるのか
第3章 東アジアのエアロゾル
第4章 エアロゾルをつかまえるのは大事業
第5章 エアロゾルと地球環境
第6章 エアロゾルを利用する
第7章 エアロゾルを極めよう―エアロゾル研究の未来と研究への誘い
著者等紹介
笠原三紀夫[カサハラミキオ]
1942年生まれ。1971年京都大学大学院工学研究科博士課程中退、工学博士。京都大学助手、助教授、教授、京都大学大学院エネルギー科学研究科長、日本エアロゾル学会会長、科研費特定領域研究「微粒子の環境影響」研究代表者、21世紀COE「環境調和型エネルギー」拠点リーダーなどを歴任、現在、京都大学名誉教授、中部大学教授、ウェストバージニア大学教授、大気環境学会会長、エアロゾル学、大気環境科学、エネルギー環境学を専攻
東野達[トウノススム]
1954年生まれ。1980年京都大学大学院工学研究科博士課程中退、工学博士。京都大学助手、助教授、日本エアロゾル学会常任理事などを歴任、現在、京都大学大学院エネルギー科学研究科教授、エアロゾル学、大気環境工学を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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