内容説明
我々は、３次元までの世界しか直接見ることはできない。しかし、４次元以上の図形も３次元や２次元に投影させれば見ることができるようになる。そのような目で身近な造形物を見れば、今までとは一味違った楽しみが生まれてくる。見えない次元を想像することで、建築などあらゆる造形芸術に新しい創造のヒントを与えるとともに、現代物理学の最前線への理解を深める好著。
目次
第１章 図形的な高次元空間
第２章 基礎的な高次元図形
第３章 高次元図形の投影
第４章 高次元図形の回転と切断
第５章 正多胞体
第６章 準正多胞体と半正多胞体
第７章 正規多胞体
第８章 いろいろな多胞体
第９章 高次元球面
第１０章 いろいろな超曲面
著者等紹介
宮崎興二［ミヤザキコウジ］
１９４０年徳島県生まれ。京都大学名誉教授。大阪大学工学博士。京都工芸繊維大学工芸学部建築工芸学科卒。関西大学工学部助手。神戸大学教養部助教授、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を経て現在に至る
石井源久［イシイモトナガ］
１９７０年和歌山県生まれ。（株）ナムコインキューベーションセンター・リサーチャー。京都大学博士（人間・環境学）。京都大学理学部を経て、京都大学大学院人間・環境学研究科理系博士課程修了
山口哲［ヤマグチサトシ］
１９７１年兵庫県生まれ。ハーバード大学数学科研究員。京都大学博士（人間・環境学）。京都大学総合人間学部を経て京都大学大学院人間・環境学研究科理系博士課程修了。東京大学理学系研究科学振特別研究員を経て現在に至る
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