内容説明
教育・子育ては人間相手の営みであり、マニュアルによる対応は不可能である。農民とともに生きた実践家、二宮尊徳を手がかりに、日常生活の再発見を目指す新しい臨床教育学を提唱。
目次
第1章 臨床教育と二宮尊徳との多層的接点―新しい時代への応答(二宮尊徳(研究)への現代的関心
近代的思考様式への反省と転回 ほか)
第2章 新たな方法へ(二つの出会い;方法の要件―見立てと実践 ほか)
第3章 尊徳研究の類型化(多様なる尊徳像;尊徳研究の動向 ほか)
第4章 『三才報徳金毛録』という“語り”(『三才報徳金毛録』との出会いへ;『金毛録』をめぐるこれまでの研究 ほか)
第5章 『二宮翁夜話』という“語り”(『二宮翁夜話』との出会いへ;語態への着目 ほか)
著者等紹介
中桐万里子[ナカギリマリコ]
京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。京都大学博士(教育学)。専門は、臨床教育学。親子をつなぐ学びのスペースリレイト代表、国際二宮尊徳思想学会常務理事、聖和大学専任講師を経て関西学院大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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