植えつけられた都市―英国植民都市の形成

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  • サイズ A5判/ページ数 400p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784876984251
  • NDC分類 518.8
  • Cコード C3022

内容説明

世界で最も急速に都市化しつつある諸地域の都市の歴史、そして都市計画の歴史は、今なお比較的無視されたテーマである。未だ研究対象のほとんどはヨーロッパ及び北米に限られている。本書は、研究領域を拡大し、第三世界の都市形成に影響を与えた植民地主義の役割を明らかにするものである。

目次

序 「都市の主輸出国」
1 入植地の「グランドモデル」
2 「植えるのが商売」―植民都市景観の形成者たち
3 大英帝国の港湾都市―世界海洋帝国
4 労働者階級の「収容」
5 「ヨーロッパ人の不便」―人種隔離、その起源と衰退
6 「民衆へ奇跡を起こす人」―都市計画の理念(1910‐1935)
7 「この新しき法制」―都市計画の制度化(1900‐1950)
8 「あなたはどんな国を望ますか?」―独立への移行
結論―植民都市計画の遺産

著者等紹介

ホーム,ロバート[ホーム,ロバート][Home,Robert]
博士。1947年ドイツ生まれ。東ロンドン大学講師(Reader日本の助教授にあたる)として、主として発展途上国の都市計画を教える。王立都市計画協会会員。主な研究テーマは計画法、計画史、土地管理。実施計画に関する数多くの著作があり、ナイジェリア、マレーシア、中国、ブルガリア、パキスタン、南アフリカで研究ならびにコンサルタント活動を行ってきた

布野修司[フノシュウジ]
1949年、松江市生まれ。京都大学大学院工学研究科助教授。工学博士。都市計画、建築計画専攻。1991年、『インドネシアにおける居住環境の変容とその整備手法に関する研究』で、日本建築学会賞を受賞

安藤正雄[アンドウマサオ]
1948年、札幌生まれ。千葉大学講師。建築生産・建築構法専攻
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