内容説明
思想と理論に留まらぬ実践としてのピタゴラス哲学を学ぶ人のため、手本とすべき「生き方」を記述した書物。
目次
イアンブリコス『ピタゴラス的生き方』
著者不明『ピタゴラスの生涯』(要約)
著者等紹介
水地宗明[ミズチムネアキ]
滋賀大学名誉教授。1928年広島県呉市生まれ。1953年京都大学文学部哲学科卒業。1973年滋賀大学教授。1994年皇學館大学教授(1999年退職)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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roughfractus02
9
ピタゴラスは、毎日決まった日課を繰り返し、天体の動きや自然と調和して輪廻転生する生を、音楽や数学によって直知することを議論する仲間との平穏で質素な生活を追求したという。直知とは、感覚を超えたものを比率という知によって我々が生きる感覚世界と関連づける知の技法だ。音の比率からなる音楽と数の比率からなる幾何学を学ぶことはコスモスとしての宇宙とこの世界の調和的な比率を見出すことである。著者はそのような知をフィロソフィア(知への愛)と呼んだ。本書はピタゴラスに関する記述を用い、弟子が師の思想を集成したものだという。2022/06/29
鑑真@本の虫
0
参考文献として図書館から借りる。 内容的には、面白いのだけど、参照するには不十分。 ピタゴラスの資料は少ないので、こうした本でもありがたいとは思う。2013/07/29