西洋古典叢書<br> 英雄伝〈3〉

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西洋古典叢書
英雄伝〈3〉

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  • サイズ B6判/ページ数 437p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784876981885
  • NDC分類 283.1
  • Cコード C1322

内容説明

清貧のアリステイデスと倹約のマルクス・カトーなど、ギリシア・ローマの名士らを二人一組の対比形式で活写。

目次

アリステイデスとマルクス・カトー(大カトー)(アリステイデス;マルクス・カトー;アリステイデスとマルクス・カトーの比較)
ピロポイメンとフラミニヌス(ピロポイメン;フラミニヌス;ピロポイメンとフラミニヌスの比較)
ピュロスとマリウス(ピュロス;マリウス)
リュサンドロスとスラ(リュサンドロス;スラ;リュサンドロスとスラの比較)

著者等紹介

柳沼重剛[ヤギヌマシゲタケ]
筑波大学名誉教授。1926年東京都生まれ。1949年京都大学文学部卒業。筑波大学・大妻女子大学教授を経て筑波大学名誉教授。2008年7月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いとう・しんご

6
ギリシャにあってはアンティゴノス朝末期の動乱期、ローマにあってはハンニバルやガリア人との戦争の時代の「英雄伝」なのだけれど、血なまぐさい戦争と権力争いのお話でスターリンやヒットラーを連想させる、むしろアンチヒーロー「伝」という感じでした。キリスト者としては新約聖書時代に先立つマカバイ朝成立に至るセレウコス朝、プトレマイオス朝の歴史としても興味を抱きながら読みました。2024/10/12

roughfractus02

6
本書の対比は、ギリシャとローマの文化や政治の比較のような類型化がない。著者自身、本書を歴史ではないと断っており、善悪を織り混ぜて対比する記述は、演示弁論という弁論術の技法に近く、それが個々の状況や性格を記述した生を列挙する「列伝」形式を成しているという説もある。読むうちに理解されるのは、徳性という評価の基準がある点だ。プラトン的哲人統治に寄りつつも、著者は、高潔さが十分でも国家に危機をもたらし、不十分でも国家を繁栄させることを列挙し、善悪織り交ぜながら読者に徳性を磨かせるように構成されているように見える。2022/06/01

ゆうきなかもと

3
最後のスラの話がともかく長く、感じたとんでもない乱世の奸雄である。大カトーの話も興味深く、人間の複雑性を感じた。その他、アリステイデス、マリウスの人生も味わい深いというか、一筋縄ではいかない人生というものを学べた。「どんな場合でも、いかに大きな幸運であろうとも、混じりけなしの幸運のままでありつづけることはなく、運の変転によるのか、神が嫉妬なさるのか、はたまた必然の成り行きでそうなるのか、とにがく人の世は、禍と福が混じり合って多彩となる。」(本書271ページより)2025/05/15

ハルバル

3
この巻からローマの台頭著しい時代となり、「最後のギリシャ人」ピロポイメンの一瞬の光芒も虚しく、ギリシャは紆余曲折を経てローマの支配を受けることになる。やはり多くの都市国家が散らばりどうしても一つにまとまらないギリシャでは、ローマの国家的団結には打ち勝てなかったのだろう。ギリシャからすれば辺境の弱小国にすぎなかったローマが周辺緒部族を併呑しカルタゴを降して強力になっていくが、ギリシャは後には属州として繁栄しながらも自治は失われていくのだった…。イタリアの地理的な狭さが逆によかったのかも2014/10/16

ちゅーえ

0
結構時間がかかってしまったがなんとか読了。 最初の方の大カトーとかなんとなく名前を知ってる人ならともかく、ピロポイメンなど一度も聞いたことのない人の名前が出てくるのはなかなかきついものがある。 ギリシャとローマの偉人同士が比較されるパターンが多いが、時代が下ってローマ時代のギリシャとローマだとやはりギリシャ側が小粒な印象を受ける。それだけローマは強いということかも。 ローマ人の物語とかを読んでいたらもっとおなじみがいて楽しめたかもしれない。2012/11/10

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