出版社内容情報
1982年の三菱パジェロの誕生をきっかけとして参戦を開始したダカールラリーでは、日本人初の総合優勝、大会7連覇、そして通算12勝という前人未踏の戦績を残した。そこで培われた経験や技術は、その他のレース競技や生産車両に受け継がれていった。本書では、当事者への取材や史料をもとに、ダカールラリーにおける足跡を中心に、WRCや近年の活動などについて、2021年のラリーアート復活までの軌跡をたどる。2022年刊行の同書の内容はそのままに、三菱自動車工業が設立55周年を迎えたことを機に、世界ラリー選手権とダカールラリーにおいて、それそれ特筆すべき記録を達成した際の写真を掲載し、カバーデザインを一新した新装版。
【目次】
モータースポーツ活動から得られたこと 増岡 浩
第1章 黎明期のモータースポーツ活動
第2章 パリ・ダカールラリー挑戦の軌跡
第3章 ダカールラリー以外のモータースポーツ活動
第4章 ダカールラリーにおける成功の原動力
ダカールラリーにおける三菱のリザルト
WRCにおける三菱のリザルト
取材協力および写真提供
参考文献
あとがき