出版社内容情報
戦前に日本独特の自動車として誕生したオート三輪車をはじめ、戦後に登場しブームとなった軽三輪。さらには日本の経済成長とともに各メーカーが開発にしのぎを削った小型・軽トラック。本書では、トラックの変遷が最も顕著であった1904年から1969年までの小型・軽トラックがどのように開発されたのかを、当時の社会状況を含め、豊富な写真とともに解説する。
内容説明
戦前に日本独特の自動車として誕生したオート三輪車をはじめ戦後に登場し、ブームとなった軽三輪。さらには日本の経済成長とともに各メーカーが開発にしのぎを削った小型・軽トラック。本書では、トラックの変遷が最も顕著であった1904年から1969年までの小型・軽トラックがどのように開発されたのかを当時の社会状況を含め、豊富な写真とともに解説する。
目次
第1章 小型トラックの歴史・戦前編(揺籃期の国産小型車;国内自動車メーカーの勃興と小型四輪車;エンジン開発とオート三輪車の隆盛;時代を映す小型車生産)
第2章 戦後の10年間におけるオート三輪と小型トラック(自動車メーカーの動向とトラック生産;主要オート三輪メーカーの動向;新規参入メーカーの動向)
第3章 オート三輪車のピーク到来と小型トラックの台頭(神武景気による好況と自動車メーカーの動向;進むオート三輪車の高級化;1957年にオート三輪の販売が小型四輪トラックに逆転される)
第4章 軽三輪及び軽四輪トラックの時代(草創期の軽三輪車及び軽四輪車;ミゼットの登場と相次ぐオート三輪メーカーの参入;戦国時代ともいえる軽四輪車市場)
第5章 1960年代を中心とした小型トラックの動向(自動車メーカーの再編と車両開発の関係;トラックメーカーの強みを発揮したいすゞと三菱;マツダとダイハツの車両開発;業界をリードする日産とトヨタ)
著者等紹介
桂木洋二[カツラギヨウジ]
フリーライター。東京生まれ。1960年代から自動車雑誌の編集に携わる。1980年に独立。それ以降、車両開発や技術開発および自動車の歴史に関する書籍の執筆に従事。そのあいだに多くの関係者のインタビューを実施するとともに関連資料の渉猟につとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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