内容説明
走りの復活を目標に開発され、16年ぶりに登場したR32スカイラインGT‐R。GT‐Rのニスモ仕様をベースに開発されたレース仕様車はグループAレースなどで好成績を残し、その偉業は今も語り継がれている。本書では、レース仕様車の開発に関わった当事者が、エンジンや車体シャシー関係などについて、その経緯を多くの図版とともに詳細に語る。
目次
1 スカイラインGT‐Rのレース挑戦の歴史
2 レースを意識したR32GT‐Rの開発
3 RB26DETTエンジンの性能特性
4 エンジンの概要とグループA仕様への改造
5 グループA仕様エンジンの開発プロセス
6 グループA仕様GT‐Rの車体開発
7 シャシー関係のユニット開発
著者等紹介
石田宜之[イシダヨシユキ]
1953年東京都生まれ。1976年日産自動車入社。Zエンジン(2プラグ)、L20エンジン(5代目スカイライン)、CAエンジン(オースター、ブルーバード)、RBエンジン(7、8代目スカイライン)、VQエンジンなどの設計を経て、スポーツ車両開発センターでレース用車両及びエンジンの開発にたずさわった
山洞博司[サンドウヒロシ]
1955年神奈川県生まれ。1973年日産自動車入社。1983年に後のスポーツ車両開発課に移り、240RS、MID‐4、MID‐42、S12(シルビア)ラリー車、N14(パルサー)ラリー車の設計・実験を経て、スカイラインレース車の開発を担当した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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