内容説明
初代クラウンの開発において、トヨタの技術陣が挑んだことは外国の技術に頼らず、「日本人の頭と腕」で“純国産車”を開発することであった。その開発を担当した技術者の証言をもとに語ったドキュメント。
目次
クラウン開発計画のスタート
どんなコンセプトのクルマにするか?
戦後の混乱と経営危機
労働争議と朝鮮戦争特需
板金モデルによるスタイルの検討
車両開発主査第1号
国産技術か技術提携か
乗り心地とフレームの問題
意欲的な追求―サスペンション
エンジンマウントとパワートレーン
スタイリングに磨きをかける
エンジン性能及びコストとのたたかい
試作車の完成とテスト走行
マスターRR型乗用車の開発
“観音開きのクラウン”の完成
クラウンのその後と輸出
大主査、そして大参与
著者等紹介
桂木洋二[カツラギヨウジ]
フリーライター。東京生まれ。1960年代から自動車雑誌の編集に携わる。1980年に独立。それ以降、車両開発や技術開発および自動車の歴史に関する書籍の執筆に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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