出版社内容情報
聞き手にえのきどいちろう。老人ホームに住む現役女優である著者は、若い頃から老け役ばかりを演じてきた。「老人歴50年」のとっこさんが、自身の老いについて、またキャリアウーマンとしての人生をしっとりと語る。文化放送「えのきどいちろう意気揚々」の人気コーナーの単行本化。
まえがき えのきどいちろう
第一章 老人ホームに住む女優
72歳のキャリアウーマン
親切とおせっかい
言葉の魔力
冒険する言葉
第二章 無我夢中な人生
男の子みたいな少女期
空想と木登り
大人への憧れ
インチキ文学少女
反骨の女学生時代
役者への扉
29歳、初めての老け役
埋没型女優の苦悩
第三章 身ひとつの老け役道
追っかけとっこさん
鉄砲玉、押しかけ劇団員になる
真心を表現できる女優
渥美清、天性の笑い
黒澤監督とのすれ違い
三木のりへいさんを語る
山岡久乃さんを偲ぶ
気配の演じ方
役者業30年目の出会い
第四章 老いへの軟着陸
老化の集大成
72歳の反抗期
老いを楽しむ、老いを敬う
「老人力」を語る
上手な医者との付き合い方
お医者さんとのパートナーシップ
困った先生談
第五章 老いがくれた贈り物
少年性から老人性へ
老人の形態、実感
空気をつくる役者
老いと出会う瞬間
老人のいる風景
年齢を超えた出会い
終演のプロデュース
あとがき 杉山とく子
（抜粋）
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- 和書
- 赤い実たちのラブソング
