凍りついた夏の記憶―ヒロシマ・50年目の証言

凍りついた夏の記憶―ヒロシマ・50年目の証言

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 125p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784876720323
  • NDC分類 369.37
  • Cコード C0063

出版社内容情報

心の底に眠っていた重い記憶が、戦後50年の沈黙を破っていま語られる。幼な子を抱えた逃避行を語る真実井房子「黒い雨のあとの虹」、一衛生兵が見た似島検疫所附属病院での出来事を語る小原好隆「小さな島の大きな悲劇」の2つの証言を収録。

「証言」黒い雨のあとの虹
神風を信じていたころ
一人ひとりちがう被爆体験
強烈な光の残像
救出してくれた隣家の夫婦
黒い冬服を着せられて
ぼろ人形たちの行列
一つ目小僧の足の感触
雨が洗い流したガラスの破片
河原に横たわる死者の群れ
「ののさん」に化身した姉
顔のない女教師と生徒たち
入市被爆したお年寄りたち
「広島の火」に浮かんでみえるもの
懺悔と供養の50年

「手記」小さな島の大きな悲劇~一衛生兵が見た似島検疫所付属病院
病院船第53班西村部隊
8月6日、その日
午前8時15分、原子爆弾投下
その時私は……
似島での治療と看護
麻酔なしで少女の腕を切断
重傷者には水を与えるな
終戦から病院閉鎖へ
敗戦を知らされて
野戦病院閉鎖と復員
慰霊碑建立へ
再び、似島へわたる
無縁佛の碑から慰霊碑の建立へ
「似島少年少女の集い」との出会い
馬匹検疫所焼却炉の発掘をめぐって


目次

証言 黒い雨のあとの虹―幼な子を抱えた逃避行(真実井房子)
手記 小さな島の大きな悲劇―一衛生兵が見た似島検疫所附属病院(小原好隆)

最近チェックした商品