内容説明
日本のパリ・コミューンとも言われる「新潟明和騒動」。新潟が誇る、江戸幕藩体制のもとでの完全な町民自治の実現。水上勉、火坂雅志等の文学著や劇作家、郷土史家、歴史学者、哲学者たちに熱く語られ、研究されてきた。その研究資料のすべてを凝縮した本書を、パリ・コミューン140周年を記念してお贈りする。
目次
序章 問題の視点―西洋からではなく日本の民衆の眼で歴史をとらえる
第1章 新潟明和騒動とはどういう事件か―新潟明和騒動の概要(明和騒動の原因(事件の発端)
新潟町民の蜂起(事件の進展)
町民自治の実現(事件の展開) ほか)
第2章 新潟明和騒動に関する文献資料(基本文献;『明和旭湊俚談』について;準基本文献 ほか)
第3章 新潟明和騒動文献資料集成―新潟町で実現した「町民自治」研究の足跡(一七五〇年代;一七六〇年代;一八五〇年代 ほか)
著者等紹介
齋藤紀生[サイトウノリオ]
神奈川県横浜市生まれ。立正大学(史学科)と他の大学を卒業。横浜市の保健所(環境衛生)に38年間勤務し早期退職。現在は茨城県鹿嶋市で田舎暮らし(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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