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蝸牛（ででむし）の角のはりきる曇りかな しらかばに蝉ひとつゐて鳴かずけり わびすけにみぞれそそぎて幹白し あきぜみの明るみ向いて啞（おおし）かな 昼ふかく蟻のぢごくのつづきけり 蝉一つ幹にすがりて鳴かずけり 行く年や笹の凍てつく石の水 山蛍よべのあらしに消えにけり 春の夜の乳ぶさもあかねさしにけり ひとり寝の枕にかよへ秋の風2016/08/12
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- 和書
- 教育の制度と経営１５講
