内容説明
1950‐60年代の教育政策は…“経済の高度成長”=ax“教育政策”というような関数で表すことの可能な関係においてそのあり方が規定されてきたといえる。…1970年代以降、…教育政策は…変化する社会の関数としてその位置を変位し、…“教育政策”=ax“変化する社会”という関係において教育政策の内実を問うことが求められていることを理論的に意識化しておくことが不可欠であるといえよう。
目次
第1部 現代日本の教育行政学の理論的検証(宗像教育行政学にかかわる諸論の歴史的検証;教育における矛盾の階層と教育行政;社会の構造変容と教育行政学の理論的課題;実践科学としての教育行政学の構想)
第2部 実践科学としての教育行政学の展開―教育行政学研究の自分史(日本教育政策学会20年と教育政策研究の課題;教育政策の今日的課題と教育基本法;子ども子育て支援新制度と幼児期の教育・保育の課題;教育委員会制度改革の位置づけ―子ども子育て支援新制度の施行と関連づけて;歴史的転換期にかける大学政策の検証)
著者等紹介
近藤正春[コンドウマサハル]
1947年愛知県に生まれる。1969年名古屋大学教育学部卒業。1976年名古屋大学大学院教育学研究科博士課程単位取得満期退学。現在、桜花学園大学名誉教授、名古屋短期大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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