内容説明
子どもの立ち直りにほんとうに必要なこと。子育ての悩みを理解し励ますことから始めよう。
目次
第1部 わが子が非行にと心配しているあなたへ(子どもを愛するとは;自分を責めるな;子どもが信じられなくなったとき、自信をなくしたとき;だれかの助けが必要となったとき;子どもが警察に捕まったとき)
第2部 子どもの非行に悩む親を応援する人たちへ(親を責めるな;まず耳を傾ける;まず子どもの部屋を見る;親を勇気づける;親子の対立をどうするか;助言は具体的に;親も成長する;相談者は万能ではない;私たちは何をエネルギーとしているか;相談事例)
第3部 裁判員制度導入と少年事件(少年法とは;少年の凶悪事件増加は幻想;裁判員裁判シミュレーション)
著者等紹介
野口善國[ノグチヨシクニ]
1946年東京都生まれ。1965年甲陽学院高校卒業。70年東京大学法学部卒業。法務事務官(法務省矯正局)、矯正研修所東京支所教官を経て、80年弁護士登録。1997年神戸連続児童殺傷事件の弁護団長を務める。88‐90年神戸弁護士会少年問題対策委員長。現在、兵庫県弁護士会子どもの権利委員会委員、同人権擁護委員、神戸拘置所篤志面接委員、保護司(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こばまゆ
2
非行少年や親についての本。タイトルは、「親をせめるな」ではあるが、内容は、非行の背景は、親が問題になっている事が多いよ。自分の言動に気づかないと、子どもも変わらないよ。と言っている。でも、親にそれを気づいてもらうには、まず親を責めずに、親との信頼関係を作らないと親も変わらないよというメッセージ。この本にも書かれてあるが、「こどもを甘やかしたらこんな風になったんだ」と言われるが、甘やかされて非行に走る子は殆どいなく、厳しい躾や体罰を行う家庭にそういう子が多いと言われている。確かにそうだよな~と思う2014/07/05
てくてく
1
弁護士による子どもの非行に悩む親御さんを元気づける本。子どもと親の思いの擦れ違いなどについても丁寧に説明しており、読みやすい一冊。子どもの「自分で」と「見てて」というところをしっかりと受け止めているところが素敵だった。実際に子どもが警察に捕まった時にどうすべきなのか、誰かの助けが必要となった時はどうすれば良いのかといったことについても説明されている。2013/10/25
Cana.
0
罪を憎んで人を憎まず2013/06/16
ごーちゃん
0
サブタイトルの通り、親に向けてのエールです。親から愛情を受けずに育てられてきたなぁ、と悩む青少年こそ読むべきだと思う。2013/01/20
Saki
0
☆☆☆★★2011/08/04