内容説明
南京事件の被害者・李秀英さんをニセモノ扱いした言説に、名誉毀損の判決が下った!その裁判を検証し、中国の人々の怒りや思いをルポ歴史の事実とどう向き合い、日本社会はどうあるべきか、その方向性を提示する。一審・二審判決文収録。
目次
1 ニセモノ扱いされた李秀英さんの怒り(レポート・李秀英名誉毀損裁判;李秀英さんは訴える)
2 もはや歴史の改竄は許されない(李秀英裁判の経過と意義;意見書「松村本の支離滅裂さについて」 ほか)
3 ルポ・中国の人々の怒りとは(もう一人の「ニセ被害者」にされた夏淑琴さん;中国の人々は日本の歴史認識をどう見ているか)
4 未来を築くために(インタビュー・「歴史改竄派の貧困なる精神」;イカサマの連鎖を絶て ほか)
著者等紹介
本多勝一[ホンダカツイチ]
1931年生まれ。ジャーナリスト
渡辺春己[ワタナベハルミ]
1945年生まれ。弁護士
星徹[ホシトオル]
1960年生まれ。ルポライター
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