内容説明
20世紀最後のオリンピックの地・オーストラリア。シドニー五輪は社会の安定度、治安のよさが評価され招致に成功した。しかし、いまやその“安全神話”が崩れている。殺人、恐喝、誘拐、レイプ、薬物…多発する日本人がらみの事件・事故・犯罪をレポートする警告の書。
目次
序 オーストラリアは安全か
1 ワーキングホリデーの夢はかなく―奥山美智子さん殺害事件
2 ゴールドコーストを舞台に事件はおこった
3 狙われる日本人女性
4 日本人の事故が増えている
5 日本人の“犯罪”
6 多文化主義と犯罪悪化―日本がオーストラリアから学ぶもの
著者等紹介
高木和男[タカギカズオ]
1951年8月、東京生まれ。都立雪が谷高校から早稲田大学政治経済学部卒。’79年4月、朝日新聞入社。静岡、水戸両支局勤務後、東京本社社会部、アエラ編集部、国際本部などを経て、’98年4月から2000年4月までシドニー支局長。社会部では主に労働問題を担当。社会部時代にはオーストラリアのモナシュ大学大学院に留学。著書に水戸市長選挙をまとめた「市長誕生」がある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。