内容説明
こころを育て個性を伸ばす子どもと親の関係学。赤ちゃんがえり、かんしゃく、場面緘黙、遺糞症など幼児期のストレス様状態から、チック、強迫神経症、不登校、家庭内暴力、摂食障害、離人症などの児童・青年期のストレス様状態まで、子どもの心の成長とつまずきを豊富な例をもとに解説し、親はどうつきあえばよいかを臨床心理の現場からメッセージ。
目次
1章 現代日本の子育て事情(乳幼児期の育ちと親の思い;児童期の育ちと親の期待;青年期の育ちと親の姿勢)
2章 子どものストレス蔓延時代(幼児期に起こりやすいストレス様状態;児童期に起こりやすいストレス様状態;青年期に起こりやすいストレス様状態)
3章 子どもたちが教えてくれたこと(子どもたちのメッセージ;子どもと社会を考える)
4章 呪縛の構造(産業化社会における日本の価値観;学校文化―教育という名の拘束)