内容説明
「情報化社会の到来」が喧伝されるようになって30年以上が経過し、ようやくその実態があらゆる局面で体感される。図書館は、情報の選択・収集・組織化・蓄積・提供・さらには廃棄といった一連の業務を遂行してきており、情報化を中心的に担う社会的組織としての位置と役割を認識されている。これらの背景をもとに、1996年司書養成のカリキュラムが30年ぶりに改訂された。本書では、この改訂に準拠するとともに、旧版で強調した「情報を使いこなすには、情報そのものや、情報の生産の現場についての理解が背景となる」という考え方を踏襲して内容の構築を行った。
目次
1 情報とは何か
2 情報管理
3 逐次刊行される二次資料
4 情報の加工
5 情報の提供
6 書誌情報
7 データベース
8 図書館の情報機器
9 情報検索演習
10 図書館の情報化をめぐる問題点