内容説明
事件は昨年11月3日の晩から4日にかけて起きたと見られている。弁護士坂本堤は妻の都子、それに1歳4カ月の長男龍彦とともにごく普通の、幸せな家庭を築いていた。その団らんの場から、3人は拉致されたまま行方が分からなくなっている。一家には自ら失踪する理由は何もない。坂本の弁護士としての仕事を巡って、何者かが拉致したとしか考えられない。いったい誰が、なぜ…しかし今は一刻も早く3人を救い出すことが先決だ。
目次
ドキュメント11月7日
現場はどうなっていたか(生活の匂いを残して;あるはずの物はなく、ないはずの物がある不思議;暴力の痕跡)
人間・坂本堤(話せば分かる;拉致の原因は…)
声なき声のために(彼の歩む道;オウム真理教との関わり)
民主主義が危うい
声・こえ…
家族からのメッセージ
弁護士からの訴え
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- 和書
- めいわくなボール