母と子でみる
ガス室に消えた画家―ヌスバウムへの旅

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  • サイズ A5判/ページ数 127p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784876482009
  • NDC分類 723.34
  • Cコード C0372

目次

第1章 ヌスバウムの生いたち(絵が大好きな“学校嫌い”;フェルカとの出会い、画家デビュー)
第2章 ヒトラーの狂気の時代に(祖国との別れ、アトリエ焼失;望郷の念捨てきれない父;亡命―流転と貧困の日々 ほか)
第3章 “私の絵を人々に見せて”(「ヌスバウム館」の誕生;にょきっと建つヌスバウム館;『アンネの日記』とヌスバウム)

著者等紹介

大内田わこ[オオウチダワコ]
長崎県島原市生まれ、島原高校、共立女子大学文芸学部卒業。ジャーナリスト。ライフワークでホロコースト問題の取材、撮影をしている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

内島菫

27
最近知ったヌスバウムの、口や目、鼻がいびつに歪んだ、ときに仮面としても描かれている男の顔の一連の絵が印象的だったため、本書を手にした。彼ははじめ敵性外国人=ドイツ人として亡命先のベルギーで逮捕され、サン・シプリアン収容所へ収容されるが、後に移動の途中で脱走する。が、最終的にはユダヤ人ということでドイツに逮捕されアウシュビッツ強制収容所で殺される。彼の兄が一度は亡命しながらもまた戻ってきたところをゲシュタポに捕まったり、彼自身もアメリカへの亡命を薦められても遠すぎるからと断ったりしているところを見ると、2017/03/05

Nobuko Hashimoto

10
同じ著者の『ホロコースト 女性6人の語り部』で、本書の表紙にもなっている自画像を見て強烈に惹かれた。ナチスのユダヤ人迫害で外国を転々とし、密告によって捕らえられて収容所で殺された画家。友人たちに預けた作品が戦後ずいぶん経って親戚の手に移り、故郷オスナブリュックで展覧会が開かれた。それをきっかけに残りの作品の所在も判明し、オスナブリュックに集結。市民が寄付を集めて常設の美術館もできた。ぜひ行って、作品を生で見たい。詳しくはブログに。https://chekosan.exblog.jp/28304919/2018/05/10

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