目次
第１章 二人の生い立ちとその家族（家庭環境と子どもの頃のエピソード―父親からの愛情と薫陶；多感な少女時代と勉学への意欲―物静かな性格、周囲との軋轢；自分の社会的使命の模索期―魂の漂流、病との闘い、欧州旅行）
第２章 人生をかける仕事への邁進（女性として未踏の分野に―行動開始、初期の苦労と家族の反対；戦場での多くの試練と支援―病気と悪意、偏見と闘う；社会主義と労働運動―多くの協力者と誹謗者）
第３章 二人の成し遂げた仕事の現代的意義（二人の女性の社会改革―女性の特質、伝統的役割に適った実践分野；世界へ波及する二人の影響力―広がる事業とその後継者；病院改革と看護教育の始まり―働きながら学ぶ全寮制教育 ほか）
著者等紹介
鈴木真理子［スズキマリコ］
鹿児島県生まれ。１９７２年東京大学文学部仏文学科卒業後、自動車会社で宣伝関係の仕事を経て、結婚、子育ての傍ら私塾経営。１９８９年、上智大学社会学部福祉学科編入、卒業と同時に国家資格社会福祉士収得。日本社会事業大学大学院卒業後、全国社会福祉協議会研修センター研究員を経て、和泉短期大学専任講師。現在、岩手県立大学社会福祉学部助教授
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感想・レビュー
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えすてい
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著者はナイチンゲール研究の専門ではないため、ナイチンゲールに関する記述は、どうしても表面的なもの、というか他のナイチンゲール関連本からの引用を自分で換骨奪胎しているという感じ。しかも誰にも看取られずに老衰で死去ししかもサザランドの方が先に死んだのに「ナイチンゲールの最期はサザランドが看取った」という大きな間違いがある。これはナイチンゲール研究の専門家ではないにしろ絶対に許されるミスではない。J.アダムスにつては日本では専門家の間でなければ名前すら知られていないのが実情だろう。教科書にも子供向け伝記もない。2016/09/14
