内容説明
前著『ゲンダーヌ―ある北方少数民族のドラマ』で、毎日出版文化賞を受けた著者が、ゲンダーヌのふるさとサハリンを訪ね「オタスの杜」をはじめ、戦前・戦中には一般人の立入ることのできなかった、北緯50度線(旧、日ソ国境)に踏み込み、さらに北上してノーグリキからワル、そして北端のオハからネクラソーフカと記録に残されていない先住民(少数民族)の歴史と生活を体得する。ゲンダーヌ(ウィルタ)がなくなって10年。著者の想いは国家間の戦争によって翻弄されたサハリン先住民族の戦後処理と復権にある。
目次
天皇と少数民族
「ゴシプシェイ!」
ゲンダーヌの「三つの夢」
北緯50度線の旅
ウィルタ、ニブヒの自立と「先住権」
ウィルタの「教育」について
ウィルタと私
サハリンとクリル(千島)問題



