内容説明
1945年8月9日、長崎に落とされた原爆は、一瞬のうちに数万人の命をかすめとり、多くの青春を奪った。16歳の少女は学徒報国隊員として動員先の工場で被爆、下半身不随になり、光明のないベッドに釘づけの生活を送っていた。10年後、鶴見和子さんとの出会いを契機に、その苦難を乗り越え、原爆の語り部として、核兵器廃絶、平和の守り手になってゆく。
目次
第1章 奪われた青春とあふれる青春
第2章 閉ざされた青春
第3章 小さな火、第2の青春
第4章 原水爆禁止世界大会と私
第5章 いま青春、平和の旅