“在朝日本人二世”のアイデンティティ形成―旗田巍と朝鮮・日本

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  • サイズ A5判/ページ数 326,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784876475575
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0036

内容説明

新しい日韓関係論の試み。国家、民族、階級、宗教、性…。人間の“生”が、あらゆる「境界」に引き裂かれる現代。「境界人」として旗田が乗り越えようとした“生”の葛藤から人間的再生への手がかりを見出す。

目次

序論 個人史と歴史を結ぶ視座を求めて
第1章 旗田巍の原体験と前思想形成―“植民者の子”としての時期(1908~48年)
第2章 旗田巍の研究と研究と行動にみる「朝鮮」―「戦前の朝鮮史研究批判」の時期(1948~65年)
第3章 “勘定書清算”のための格闘―「日本人の朝鮮観批判」の時期(1965~72年)
第4章 分断朝鮮への眼差しと殖民意識克服の葛藤―“在朝日本人二世”のアイデンティティ葛藤(1972~94年)
結論 旗田巍の継承をめぐって

著者等紹介

高吉嬉[コウキルヒ]
1964年、韓国忠清南道生まれ。1986年、韓国外国語大学校西洋学部英語学科卒業。1990年、成均館大学校教育学研究科教育哲学専攻修士課程入学。1993年、東京大学大学院教育学研究科修士課程入学。2000年、東京大学大学院教育学研究科総合教育科学(教育学コース)博士課程修了。現在、東京大学大学院教育学研究科研究員、和光大学非常勤講師
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