内容説明
沖縄に生まれ育った作家・霜多正次にとって、自らの戦争体験と日本文化・天皇制を見据えての文学的営為は何であったのか…。半世紀にわたる文学活動と自らがかかわった民主主義文学運動の軌跡をたどり、総括的に振り返った待望の書。
目次
1 「政治と文学」論争
2 わたしの戦争体験
3 民主主義文学とは何か
4 『勤労者文学』と『人民文学』
5 統一戦線と創作方法
6 沖縄の問題
7 編集権をめぐる確執
8 新日本文学会の解散論
9 リアリズム研究会
10 新日本文学会の変質
11 民主主義文学同盟の結成
12 自由と民主主義
13 「4月号」問題
14 『葦牙』の創刊
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- 和書
- 日本知識人の植民地認識