内容説明
可憐でか弱そうなサクラソウだが、この調査・研究データを検証すると、ある程度の冠水にも乾燥にも耐えて生き延びていることが分かってきた。競合する河原植物が存在しても生き残る能力があり、人が少し手を貸してあげれば、これからも可憐な花を毎年楽しませてくれるだろう。本書は、サクラソウ愛好者等が観察するときの参考資料となると思う。
目次
第1章 田島ケ原というところ
第2章 サクラソウ自生地内の調査区と調査内容について
第3章 田島ケ原の植生と調査区内の主要植物の季節的変化
第4章 サクラソウとノウルシとオギ・ヨシの関係
第5章 サクラソウの生理的性質
第6章 ノウルシの生態と物質経済
第7章 田島ケ原内の畑地跡の不変の謎
第8章 まとめ
著者等紹介
名取史織[ナトリシオリ]
1942年東京都に生まれる。1976年東京大学大学院生物学研究科博士課程単位取得満期退学。現在、和洋女子大学名誉教授、理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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