内容説明
本書は、放射線・放射能・原子力に関する事項が、現在わが国の高等学校の種々の科目で用いられている教科書において、どのように記述され教育されているか、その実態を調査したものである。それとともに、理科教育、ならびに放射線・原子力教育をとりまく環境を概観し、現状を改善するための2~3の提案をも記した。
目次
第1章 総論―理科教育、放射線・原子力教育の在り方と現状(学校における教科教育の現状;放射線・原子力教育の現状と問題点;高等学校学習指導要領における放射線・原子力の取扱い)
第2章 各論―高校教科書における記述の実態(旧制度の理科教科書;新制度の理科教科書;理科以外の教科書)
第3章 これからの原子力・放射線教育の在り方と教科書(理科系教科書における記述のまとめ;社会系教科書における記述のまとめ;現状をいかに改善するか)