内容説明
強靱な雑草ですら簡単には育たない不毛の黄土高原、樹木が消えてしまった拡大な石灰岩の大地などアジアの劣悪環境の地で、現地主義に徹して、生態系の再生と少数民族の食糧確保のため、苦難をのり越えて活動を続けた記録。
目次
1 地球環境問題の顕在化と国際化
2 有機化学者から農業科学者への変身
3 中国の農業近代化事業へのかかわり―湖南省桃源県における日中共同研究
4 中国黄土高原の緑化と砂漠化防止への試み
5 「地球環境変動研究」の組織化―アジア・太平洋地域を中心として
6 塩類土壌地帯における生物生産力の増強―中国の黄・淮・海平原にて
7 熱帯泥炭湿地の修復―タイのナラチワ県にて
8 熱帯雨林再生の試み―マレーシアのサラワク州にて
9 石灰岩山区における生態系の再構築―中国の広西壮族自治区にて
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