内容説明
東海道は、江戸中期には、道も整備され、各種案内書も出ており、人の往来も多く、比較的安全に旅ができていた。すでに、庶民の間でも日用数学が普及していた。本書は、幼馴染の三人が旅をする設定で、道中での人や特筆事項を紹介しながら、得たヒントから和算問答をしながら京へ向かう上段に絵地図を載せているので、文と対比してみるのも楽しい。
目次
1 旅立ち(一日目(日本橋から川崎宿)
二日目(川崎宿から戸塚宿) ほか)
2 箱根を越えて(五日目(小田原宿から箱根宿)
六日目(箱根宿から沼津宿) ほか)
3 大井川を渡って(九日目(鞠子宿から日坂宿)
十日目(日坂宿から浜松宿) ほか)
4 古戦場を通って(十三日目(岡崎宿から宮宿)
十四日目(宮宿から四日市宿) ほか)
5 鈴鹿峠を越えて京へ(十六日目(関宿から水口宿)
十七日目(水口宿から大津宿) ほか)
著者等紹介
佐藤健一[サトウケンイチ]
1938年:満州国新京市生まれ。1962年:東京理科大学理学部数学科卒業。現在:日本数学史学会会長、和算研究所理事長、NPO法人和算を普及する会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 和書
- ポスト資本主義を構想する