内容説明
和算の普及・発展の原動力となった江戸時代のメディア「算額」は、江戸の人々だけでなく、なぜ現代人をも引きつけるのか、その魅力を写真や図を駆使して平易に語る。
目次
第1章 見て楽しむ(日本一古い算額;日本一たくさん算額がある神社 ほか)
第2章 作って楽しむ(算額を復元する;算額制作授業 ほか)
第3章 解いて楽しむ(鶴亀算;江戸の経済を知る算額 ほか)
第4章 算額雑感(「日本三奇」の算額;『高砂やこの浦船に帆をあげて』の算額 ほか)
著者等紹介
小寺裕[コテラヒロシ]
1948年大阪市生まれ。1972年信州大学理学部数学科卒業。2006年二代目福田理軒襲名。現在、東大寺学園中・高等学校専任講師、近畿数学史学会運営委員長、日本数学史学会運営委員長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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phmchb
3
( ..)φメモメモ「道後八幡 伊佐爾波神社の算額」伊佐爾波神社紀要第一集(2005)/『CD-ROM和算書集成』奥村博(監修)、岩波書店(2001)【信濃国善光寺所々算額写】中曽根真吾/「近畿の算額」近畿数学史学会(編)、大阪教育図書(1992)/「寅年之男」桑原秀夫/『和算家・山口和の「道中日記」』佐藤健一・関邦義・西田知己、研成社(1993)2019/05/23
kinaba
1
実際に算額を作って奉納してみるという各地の学校での取り組みを中心に据えた一冊。なるほど単に過去の歴史として見ないというのは面白いな。自分もいろいろな土地を訪れる度に絵馬に計算機アルゴリズム問題を作問して記して捧げる願掛けとかしたくなるな。2020/11/15
hazama
1
オリジナル問題じゃなくても、先ずひとつ算額作ろうかな。2010/08/04
津島澪
0
わかりやすかったし、参考になった。2015/05/19