内容説明
吉田光由の著した『塵劫記』は、数学書でありながら、十返舎一九、井原西鶴も遠く及ばないほど、江戸時代の人々に愛読・愛用され、一家に一冊はあるほど普及した。江戸の人々を引きつけた内容的魅力、発想のすばらしさを興味深く語る。巻末に初版本の原著印影掲載。
目次
1章 吉田光由の誕生
2章 画期的な和算書『塵劫記』二十六条本
3章 『塵劫記』の改訂、五巻本として作り直す
4章 寛永八年に『塵劫記』を作り直す
5章 光由、寛永十一年普及版を刊行する
6章 光由、九州に招かれる
7章 光由、京に戻り遺題本を作る
8章 光由の角倉一族としての仕事
感想・レビュー
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