目次
1 初唐・張九齢の「照鏡見白髪」詩を本歌とする詩―官僚人生の哀歓を詠う詩の系譜
2 初唐・張九齢の「秋夕望月」詩を本歌とする詩―恋しい人を待つ庭に「青苔」「黄葉」がある情景の系譜
3 盛唐・王維の「送元二使安西」詩を本歌とする詩―特に親しい友人との別れを惜しむ詩の系譜
4 盛唐・王維の「九月九日憶山東兄弟」詩を本歌とする詩―「屈折した望郷表現」の系譜
5 盛唐・王昌齢の「芙蓉楼送辛漸」詩を本歌とする詩の系譜―旅立つ人に伝言を託す構想の送別詩
6 盛唐・岑参の「磧中作」詩を本歌とする詩の系譜―旅の困難さを砂漠の旅に見立てて詠う詩
7 盛唐・崔〓(こう)の「黄鶴楼」詩を本歌とする詩―名勝の懐古から郷愁を呼び起こす構想の系譜
8 中唐・元〓(しん)の「行宮」詩を本歌とする詩の系譜―玄宗の栄華を懐古する詩
9 盛唐・李白の「清平調子」其三を本歌とする詩の系譜―美しい楊貴妃が「闌干に倚る」構図の本歌取り
10 雁に託す望郷表現の系譜―初唐の詩人が開発した南の地で詠った雁の詩
11 日本漢詩にみる唐詩の受容(本歌取り?)
著者等紹介
矢嶋美都子[ヤジマミツコ]
1950年群馬県高崎市生まれ。亜細亜大学法学部教授。博士(人文科学、お茶の水女子大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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