出版社内容情報
スペイン語会話の公式ともいえる、日常生活のさまざまな場面で用いられる「決まり文句」600を、機能別・場面別に覚えやすくまとめました。例文とともに、重要な文法事項をできるだけわかりやすく解説し、読者の理解を深めるようにしました。スペイン語を話すうえで必要な会話の基本表現が、効率よく無理なく身につきます。
《はじめに》
1992年のバルセロナ・オリンピックの開催や、コロンブスの新大陸到達500周年などを契機として、スペインおよび中南米諸国に対する関心が、大いに高まってきました。思えば日本とスペイン語圏の間には、フランシスコ・ザビエルの来日、日系移民の歴史等、昔から浅からぬ関係がありました。しかし、近年はどちらかというとビジネスでの関係が強調されることが多く、スペイン語圏に見られる豊かな文化遺産に対しては、残念ながら表面的な関心しかもたれてこなかった気がします。新しい世紀を目の前にした今こそ、本当の意味での文化理解を深める必要があるのではないでしょうか。
本書は、このような視点から、日本人とスペイン語圏の人々が自然なコミュニケーションを行う際の一助になることを願って作られたものです。そのため、各表現は、できるだけ簡潔で使用頻度の高いものとしました。また、様々な場面を設定してあるので、旅行に出かける方のみならず、商用、留学の方にも便利に使っていただけるものと思います。
最後に、本書の刊行に協力してくださったアンヘル・ポベーダ氏、ハイメ・ヘスス・フェルナンデス・エルボーソ氏、瓜谷アウロラ氏、そして、刊行まで行き
