出版社内容情報
「神崎式プログラム」の下巻リーディング編です。現在のリーディングスコアから100点伸ばし、トータル600-860(リーディング300-430)獲得を目指します。パートごとに3~5項目のスコアアップポイントを「Focus」と題して取り上げ、練習問題をおりまぜながら丁寧に解説しました。TOEICを毎回受験している神崎先生だからこそ提供できる、TOEICリーディング攻略のノウハウをここに集約しました。
≪はじめに≫
本書はTOEICのリーディング・セクションでのスコアアップを目指した学習書です。リーディング・セクションのスコアアップに直結するポイントが満遍なく含まれています。TOEICでは、毎回同じような問題が出題されるので、問題のパターンに慣れているととても有利です。本書では、問題の頻出パターンに注目して、解答を導き出すために必要な知識と実践力を効率よく身に付けられるトレーニングを用意しました。例えば、Part 5の短文穴埋め問題では、品詞の見極めがポイントとなる問題が頻出です。本書の品詞問題の項では、まず典型的な品詞問題の例を示し、そのあと品詞ごとの用法をTOEICで問われるパターンに則って説明してあります。そして最後に品詞が鍵となる練習問題を解き、理解度をチェックするのと同時に、実践力を養います。この一連の学習を通して、問題の正答を見つけ出す解答力が付いていきます。また、問題のパターンに慣れるためには、練習問題をたくさん解くことが不可欠です。本書にはPart 5の冒頭のプレテスト、各項のまとめのPractice、パートの終わりのReview、巻末の模擬テストを合わせると205問の練習問題が収録されています。これだけ解けば問題のパターンがつかめるはずです。さらに、ポイントの解説中に例題と例文をたくさん使いました。これらの例題・例文には、TOEICでよく使われる語句やフレーズを取り込んであります。解説ポイントの理解を助けるだけではなく、語彙力の養成に役立ててください。現在のスコアが400~660点の人が本書を使って学習すれば、リーディング・セクションで100点アップを十分狙えます。姉妹書の『新TOEIC TEST神崎式200点アップ術(上)リスニングで100点アップ』とセットで使って、200点アップを目標にがんばってください。
本書を出版することができるのは、制作にご尽力いただいた(株)語研の奥村民夫編集長と編集部の田尻まど香氏、そして私にTOEICを研究する機会を与えてくださったエッセンスイングリッシュスクールの中村紳一郎学校長、Susan Anderton副学校長、スタッフおよび受講生の皆さんのおかげです。ここに深く感謝の意を表します。
神崎 正哉