出版社内容情報
日本人が日常やビジネスの場でよく使う言葉(和文)474を選定し、それらに相当する英文フレーズ3つを一往復のダイアローグとともに収録しました。英文は、複数のデータやネイティブ・スピーカーの意見を反映させた使用頻度の高い上位3つを厳選していますので、正確でより自然な表現が身につきます。
《はじめに》
本書は、私たちが日本語の日常会話の中でよく使う言葉474にほぼ相当する、英会話での頻度の高いフレーズ(英単語、イディオム、決まり文句)のトップ3をそれぞれ厳選し、短いダイアローグと共に紹介しています。
一般に、英語の学習が進むと特定の概念や機能を表す方法が英語にはいくつもあることに気付き、どれがよく使われ、どれがあまり使われないという使用頻度が気になり始めます。しかし、その学習のレベルに至る以前に辞書などで調べても、スペルや発音、例文や語法の解説などがあり、単語に星マークなどで重要性や頻度のレベルが示されていますが、フレーズや決まり文句のような大きな言語単位にはほとんどされていません。そのため、和英辞典などに掲載された例文をそのまま使っても、使用する文脈が不適切だったり、ネイティブでもめったに使わない古風な表現や文学作品の一節であったりして、日常の会話では奇異な発話になってしまうことがあります。本書では、そのような頻度に関する問題を解決し、より自然に発話が可能になるように、ネイティブの英単語、フレーズ、決まり文句を、著者が集積した、複数のデータベース、コーパス、サーチエンジン、アンケートで複合的に分析した結果をふまえてランク付けし、上位3位までを対話文と共に紹介しています。
本書は一般の英語学習者だけでなく、英語を教える立場にあるすべての方々に役立つ言語資料としての価値も見出していただければ幸いです。本書を活用して頻度をしっかり理解して、よりネイティブの正確で自然な英語の習得に励んでいただければ幸いです。
最後に、フレーズの使用頻度アンケートに回答していただいた7 名のネイティブのインフォーマントの方々と調査依頼に協力していただいた教職課程の大学生の方々、および原稿段階で読者の視点を考慮するためにモニターとして協力していただいたマイケル金子画伯、さらに本書のレイアウト、構成・表現法や掲載項目について貴重なご示唆をいただいた株式会社語研の奥村民夫編集部長、本堂もも子さん、山口貴久枝さんに、この場を借りて改めて心より深くお礼を申し上げます。
北に一星あり 小なれど その輝光強し
国立大学法人小樽商科大学大学院ビジネススクール准教授 小林敏彦
国立大学法人小樽商科大学言語センター准教授 Shawn M. Clankie
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