出版社内容情報
2006年5月よりリニューアルする「新TOEICテスト」対応。
業務上のコミュニケーションが可能とされるスコア470以上をめざす方を対象にした、TOEICで高得点をあげるための単語力強化プログラムです。さらにスコアアップをめざし、TOEICに不可欠の基本的な実用単語の学習・復習をする方にぴったりの一冊です。
付属CDには4種類の英語音(アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリア)が25%ずつ収録しておりListening対策も万全です。CD2枚付き。
《はじめに》
本書はTOEIC(Test of English for International Communication)でスコア470以上をめざず人々を対象に、単語力強化を目的として編まれた学習書です。
何事も基本が大切なことは言うまでもありません。英語の場合も基礎固めがたいへん重要で、使える英語力が本当に身につくかどうかは基礎レベルの勉強にかかっています。本書を活用することで、英語の基礎固めの第一歩を踏み出しましょう。
本書は、TOEICに出題される確率の高い単語だけを集中的に、効率よく学習することを最大の目的にしています。そして、実用英単語使用頻度データベースに基づいてスコア470をクリアするための最重要基本単語1
200を選び出し、掲載しました。学習すべき基本単語は分野、語義、品詞などのグルーピングによってまとめていますから、たいへん覚えやすいはずです。
TOEICはビジネスを中心としたコミュニケーション能力を測るものですから、ビジネス関係の語が基本語として登場するのは当然です。例えば、retailer(小売り業者)やworkplace(職場)はTOEICでは必須語に属しますが、学校英語では見落とされがちです。また、wire(〔お金を〕電信で送る)、fire(解雇する)など、ビジネス英語と学校英語ではまるで違った意味で用いられる語も少なくありません。TOEICでは単語の辞書的な意味ではなく、具体的な文脈の中での意味の理解が要求されますから、本書で例文とともに示した基本単語の知識がスコア・アップに大きく役立つものと信じています。
また、本書の例文はすべてアメリカ・イギリス・オーストラリア・カナダの4か国いずれかの音声で付属CDに収録されているので、2006年5月より実施される新TOEIC TESTのリスニング対策書としても大いに活用してください。
最後に、実用英単語使用頻度データ分析を行われ、また原稿の完成まで辛抱強く見守り励ましてくださった(株)語研の奥村民夫氏および編集部の皆さんに感謝の意を表したいと思います。
2006年6月
白野伊津夫
Lisa A. Stefani