出版社内容情報
ネイティブが使っている基本文型・構文を、トピック・目的別に3文型でまとめました。言いたいことを自由に話し書くための「公式」を身につけ会話の幅を広げましょう。CD2枚付き。
はじめに
本書は、拙著ネイティブ英語フレーズシリーズ(『ネイティブが話す【英単語・イ
ディオム・決まり文句】』『ネイティブがよく使う【英単語・イディオム・決まり文
句】』『基本100ワードの英会話術』『日常英会話ネイティブ表現』)の第5弾です。
空所補充形式のパターン・プラクティス(substitution)によって英語を話す力を高
めるための基本文型・構文をダイアローグとともに紹介しています。
本書は、創造的な発話能力を高めるために不可欠な定型表現(chunk)の定着を目
的としています。「感謝」「勧誘」「依頼」「要求」「相談」などの機能別に、一部
を入れ換えるだけで自由に言いたいことが表せる基本文型・構文を厳選しました。こ
れまでのネイティブ・シリーズと少々異なり、フルセンテンスの決まり文句ではなく、
学校で基本文として取り上げられるようなフレーズも含まれています。これは、奇を
てらった使用頻度の低い「珍品フレーズ」を選ぶのではなく、ネイティブ・フレーズ・
シリーズに一貫する使用頻度を重視した表現選択の結果です。聞いたり読んだりして
もまったく問題ないのに、話したり書いたりするときに意外とう句」では
なく、さまざまな文脈で応用が効く、入れ換え可能でクリエイティブなフレーズを覚
えられるでしょう。
これまでの拙著同様に、本書のプロトタイプとしてまとめた表現データは、大学の
授業や勉強会での口頭演習で約1年半使用し続け、そこから得たフィードバックをも
とに加筆し、修正を繰り返してきました。独習用教材としての質を高め、少しでもユー
ザー・フレンドリーにするために、読者の立場からの視点を重視し、完成原稿の段階
でザビエル道西氏と小亀正人氏にはモニターとして一定期間使用してもらい意見をい
ただきました。本書のすべての英文は、小樽商科大学言語センター助教授で言語学博
士のShawn Clankie先生(米国人)と北海学園大学人文学部専任講師のLorne
Kirkwold先生(カナダ人)に厳重に点検していただき、精度を高めました。さらに、
本書の構成、キーパターンの選択やダイアローグの内容と語彙について、株式会社語
研の奥村民夫氏に助言をいただきました。本書の完成に協力していただいたこれらの
方々に、この場を借りて改めて心よりお礼を申し上げます。
桜舞う緑丘より春の日まぶしい日本海をながめて