出版社内容情報
「英語で話せるようになりたい」-その気持ちに応えるために、英会話上達のためのひとこと表現、気持ちを伝える表現、旅で使える表現、ビジネスに使える表現を、場面別・状況別に分類し、約600のアメリカ口語表現を厳選しました。TPOに応じて使い分けできる表現力が身につきます。
本書を手にしたあなたへ
言葉は,絵画や写真と似ているところがあると思います。
「光と陰」が織りなす濃淡がそこにはあり,彩りやきらめきがあると感じるからです。様々な状況,人との会話によって表現の色合いは変化し,温度差も生じてくるのが言葉の一つの特質ですし,とても興味深いところでもあります。
「英会話ができるようになりたい」―― その動機は,十人十色だと思います。でも,「英会話」というブランドが一人歩きして,根本的な「言葉」を学ぶという認識が忘れられがちな気もします。ちょっとした言い方で予想外の反応が返ってきたり,とても喜んでもらえたり,あるいは言い方一つで人間関係が変わってしまうといったことは日本語でも経験があると思います。どう自分の気持ちを伝えるか,どう言えば目的を果たせるか... そのためには,表現方法・言い方の工夫が必要になります。
本著『はじめての英会話表現600』では,その表現のバリエーションを600の具体例(Key Phrase)として挙げ,4つのPartに分け,システマティックに紹介してあります。
前著 『オシャレに話す英会話』では,ダイアログの楽しみ方と表現の妙味をテーマにしましたが,今回は表現の一つ一つ